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高校数学の複素数から始める電気回路入門ダウンロード版

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1章は高校数学の複素数と複素数平面の話であり、虚数単位はiで書いた。1章は高校生が読んでも差し支えない。全く電気の話は無く、高校数学で扱う複素数の内容を網羅してある。ただし本書ではオイラーの公式がでてくるが、高校課程ではこれは扱わない。 2章からが電気回路の話であり、複素数平面の回転の話が直接役立ってくる。波の位相の進み遅れを、複素数平面内の回転しないベクトルとして表示する。3章では具体的にRL、RC、RLC回路に対してキルヒホッフの法則を適用する。4章では相電圧と線間電圧の関係、線電流と相電流の関係などを論ずる。対称座標法については、各相の相電圧を対称分(正相、逆相、零相)の和で記述することを紹介するにとどめた。 5章は重ね合わせの理、ほうテブナンの定理、ノートンの定理の使い方だけさらりと説明した。 あんまり難しいことは書いていないので入門書として活用してもらいたい。「電験三種の入門書」として、また大学で電気を学んだことのない者が大人になって電気を勉強するとき最初に読む本として丁度良いレベルと思う。大学生はもっと難しい専門書を読んでもらいたいものだが、本書が本格的な本への良き踏み台になるならば著者にとって望外の喜びである。

1章は高校数学の複素数と複素数平面の話であり、虚数単位はiで書いた。1章は高校生が読んでも差し支えない。全く電気の話は無く、高校数学で扱う複素数の内容を網羅してある。ただし本書ではオイラーの公式がでてくるが、高校課程ではこれは扱わない。 2章からが電気回路の話であり、複素数平面の回転の話が直接役立ってくる。波の位相の進み遅れを、複素数平面内の回転しないベクトルとして表示する。3章では具体的にRL、RC、RLC回路に対してキルヒホッフの法則を適用する。4章では相電圧と線間電圧の関係、線電流と相電流の関係などを論ずる。対称座標法については、各相の相電圧を対称分(正相、逆相、零相)の和で記述することを紹介するにとどめた。 5章は重ね合わせの理、ほうテブナンの定理、ノートンの定理の使い方だけさらりと説明した。 あんまり難しいことは書いていないので入門書として活用してもらいたい。「電験三種の入門書」として、また大学で電気を学んだことのない者が大人になって電気を勉強するとき最初に読む本として丁度良いレベルと思う。大学生はもっと難しい専門書を読んでもらいたいものだが、本書が本格的な本への良き踏み台になるならば著者にとって望外の喜びである。